基礎編/止まる/T-ストップ
ヒールブレーキを外してしまったら多用することになる停止方です。 はじめからヒールブレーキのないアグレッシブ用の靴なら最初からこれをマスターしなければなりません。 ただしTストップは乱用するとウイルにフラットスポット(一部だけ平らに削れること)を作ってしまう場合があります。 そういった意味でヒールブレーキのほうが経済的です。
1)前に出した足に重心を移動させ
2)ブレーキ側の足を90度になるように後方に接地させ
3)4輪に均等に力をかけながらカカト同士をひきつける。回転してしまう人はカカト側(4輪目)が浮いています。
Tストップは、スケーティングの基本的な姿勢をマスターするうえでも有効なので、たとえヒールブレーキを付けていてもマスターしておくべきスキルです。
●TストップFAQ
Q1 | ブレーキをかけると、回転してしまう。 |
A1 | 最初からヒザが伸び切っている。図a |
靴のすね部分に体重をかけて、足首とヒザを十分曲げる感覚を身につけましょう | |
Q2 | ブレーキ足をうまく引きつけられない。 |
A2 | 腰がひけた姿勢になっている。図b |
自然に腰を落とした基本姿勢を。 | |
Q3 | すぐにバランスを崩してころびそう |
A3 | 足元を覗きこむように、 顔ごと下に向けて見ている。図c |
足元を見ないようにつとめましょう。 見るときは視線だけ落とすとこと。 |
●Tストップ独習方
停止した状態から練習する方法も
たいへん 有効です。
1)静止してブレーキ足で蹴りだす
2)惰性で少し前進
3)背筋を意識しながら
ブレーキ足を後ろへ運び、接地
4)まっすぐ上に伸びあがるように
ブレーキ足を引きつける
5)スピードと力加減を体で覚える
まで、繰り返し練習する