フィットネス・スラローム系
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準備編/ブーツ/種類と用途

以前はインラインスケートの用途(ジャンル)といえば細かく分けても、フィットネス・アグレッシブ・ホッケー・レースの4種類でしたが、 最近はより限定されたものも増えてきたため、これから買おうと思っている人は迷うこともあるようです。
ここでは最近(1999年以降)の分類を挙げておきます。
Fitness
フィットネス
最も基本となる靴。これから始めようという人にはこれをお進めします。
フィットネスであるかどうかを簡単に見分ける方法は、4輪で、カカトにそれとわかる形のブレーキ(ヒールブレーキ)が着いているかどうかです。 一般に72~76mmくらいのウイルが着いています。ハード系とソフト系では、見た目の差ほど滑りに違いはありません。

ハードブーツ系
フィットネスハードブーツ系
以前はインラインのフィットネスといえばほとんどがハードタイプでした。
今でもスキーのオフトレ用に買う人はハードタイプを選ぶ事が多いようです。

ソフトブーツ系
フィットネスソフトブーツ系
ハード系とくらべて比較的軽い・前屈しやすい・フィット感がいい、などが長所。 欠点は、簡単に洗えない・見た目ほど通気性が良くない・ハードより耐久性が低い。
Agressive
アグレッシヴ

一般に飛んだり跳ねたり靴自体で滑ったりといった、普段の生活ではちょっとお目にかからない動きをするための靴および、そういった行動のことをアグレッシブと呼びます。 細かく分ければストリートとバートに分けられますが、どちらにより向いているかというだけで、それ専用という事はほとんどありません。
Street 
ストリート
ストリート
ウイルで滑るというより靴自体を使ってレールやカーヴ(縁石)を滑るための靴。 ウイルはアグレッシブの中でもより小さめです。
Vert 
バート

バート
ハーフパイプ・ジャンプなど強い衝撃に耐えられるよう、より丈夫な素材で作られていて、ストリートよりは大きめのウイルが使われます。
Hockey
ホッケー
インラインホッケーに特化した形態、というより、アイスホッケー靴の刃(ブレード)をウイルに変えただけといったかたちが主流。 足首までシューレース(ヒモ)で止め、ブレーキは着いていないのが普通です。もともとインライン自体がホッケーのオフトレ用だったという話もあります。
Racing
レース用
スピードスケートのオフトレやインラインでのレース用の靴。5輪タイプで足首のホールドが短いものが普通です。
フィットネスより大きいウイルと、より高精度のベアリングを使用します。ブレーキは着いていないのが一般的で、 ブレーキングにはかなり高度なテクニックが必要です。
Transport
トランスポート
基本的にはフィットネスですが、フレームを外して靴をはいたまま歩ける構造のものです。
オールマイティなようですが、滑走感や普通の靴としての歩きやすさなど、若干中途半端な感じは残ります。 もちろん最初のインラインとして購入することに特に問題はありません。
Recreational
リクリエーション
最近出たばかりで、普通のインラインより幅のある専用ウイルを使いグリップ性を高めて、スラロームなどに適しているという話ですが、履いたことがないのでわかりません。 ウイル・パーツが専用なのでジャンルとして普及しなければ高くつきます。
Offroad
オフロード
普通のインラインは舗装された路面を滑るのを前提にしていますが、文字どおり路面以外でも滑ろうというための靴です。 さらに大きなウイルを使って、岩場の斜面用にしたものもあります。
ただし専用部品が多いので最初の1足には向きません。
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