準備編/その他の知識/ウエアとケア
雪国を除いて(わたしは北海道出身です)インラインは通年で楽しめますが、夏は暑く冬は寒いというあたりまえの事情がつきものです。 これら暑さ寒さへの完璧な対策は簡単です。インラインをしなければよいのです・・・。 ま、そういう役に立たない対策はおいといて、ここでは年中滑ろうという人のための知恵(ソフトウエア)です。
●ウエア/衣料
スピードレースやインラインホッケーと違ってストリートやスラロームには、特別これといったウエアはありません。 季節に合せたものを着るというのは当然ですが、破れたり汚れたりしてもいい、ちょっとルーズ目のいわゆるストリートものを何着か用意いておくのが普通です。 ニーパッドをパンツの下につける人が多いのですが、転んだらまずパッドのところで破れるものだと覚悟しておきましょう。 特にインライン用に新しくパンツを買ったら、すぐ転ぶというジンクスがあるようです。
●暑さ対策
寒さは着込めばなんとかなりますが、暑いのは、屋外では防ぎようがありおません。 真夏の一番気温の高い時期には、熱射病などを防ぐためにも、水は2リットルくらい用意しておきましょう。帽子・サングラスなども人によっては必要です。 化学反応で冷える冷却パックは30分ていどしか持続しないので、暑さ対策としてはムリがあります。 わたしが去年ためしたのは、霧吹きに半分ほど水を入れ凍らせておき、現場で水をいれて、自分や周りに噴霧するという方法があります。 これは多少の風があり、湿度が低ければけっこう有効でした。
●日焼けと疲労回復
春から夏にかけて紫外線が強くなり、夏にはシマやけのスケーターが完成します。 露出した部分の日焼けはインラインに付き物で、強力な日焼け止めでも完全に防ぐことは難しいでしょう。 残念ながらアウトドアで滑っているなら、ある程度あきらめるしかありません。 どうしてもいやだという人はインドアパークへ行くか、全身タイツを着るか、滑らないかの選択を・・・。
●虫対策
具体的には蚊のことです。葛西の場合は真冬期を除いて通年で蚊がいます。 防虫スプレーも有効ですが毎度のことだと高くつきます。蚊取り線香やアウトドア用の虫除けローソクも、座っている時いがいは意味がありません。
蚊に対しては超音波式の蚊よけが一番コストパフォーマンスが良いようです。ディスカウント品でも効果にそれほど違いはなく、電池一本で一夏はじゅうぶん持ちます。 ただし蚊にしか効果がありません。
蜜蜂に対しては、刺激しない・黒いものを着ない、等でたいてい大丈夫ですが、スズメバチからは、逃げる・近づかない、などしか手がないようです。
●寒さ対策 東京の場合、本当は11月後半から3月前半までの冬の期間が、インラインの練習には向いています。 東京の冬はわりと晴れが多く、汗もほとんどかかず、水も500mlで十分だし、蚊になやまされる事もありません。
薄いものを重ね着して、風を通しにくい上着を1枚用意すればほとんど快適に練習できます。あとは気温状況に応じて、手袋・携帯カイロ・耳あてなどを使えばいいのですから。
●常備品
インラインでは小さなケガがつきものですから、簡単な救急用品はだれでも備えていると思います。 これはわたしが普段、インラインのバッグに入れているものの例です。
あと、知らない場所へ行く時や、一人で滑る時には保険証のコピー・緊急連絡先を書いたものを持っていくべきです。
もちろん使われずに済むのが一番ですが・・
インラインでは小さなケガがつきものですから、簡単な救急用品はだれでも備えていると思います。 これはわたしが普段、インラインのバッグに入れているものの例です。
あと、知らない場所へ行く時や、一人で滑る時には保険証のコピー・緊急連絡先を書いたものを持っていくべきです。
もちろん使われずに済むのが一番ですが・・
救急用品-----------
切り傷用バンドエイド・ 擦過傷用大きめのガーゼかキズ当て、それらを押さえる包帯かネットまたはテープ・キズ薬・消毒薬・水ばんそうこう
メンテ用品----------
六角レンチ・ダスター・ポケットティッシュ
(夏)
虫よけスプレー等・虫さされ薬・即冷パック・デオドラントペーパー・蚊取り線香
(冬)
携帯カイロ
ロングランは季節の装備に加えて携帯食料と、通常より多めの水が必要です。また、夏場なら塩分・ミネラルの多い都コンブなどがおススメです。
冬場なら暗くなることを見越してライト類があると良いでしょう。 路面を照らす目的のものは滑る場所によっては必要ですが、もっぱら自分の位置を示すため(前後の人との間隔をとるため)のものが必要です。 わたしは手持ち用にコンサートライトを、靴に付けるためにサイクリング用の点滅ライトを用意してます。
●疲労回復
足の疲労はシャワーを足の指の間にあててマッサージするのが、かなり効果的です。なにもしない時に比べれば、翌日の足全体の疲労度が違います。